Webカメラ Logicool HD Webcam C270

Webカメラ初購入。2011年8月。amazonで1,455円。

パソコン環境

ModelSONY VAIO VGN-FT91S (2006年購入)
CPUCore Duo T2300 1.66GHz
Memory2GB
HDD USB外付 Hitachi HDS721010CLA332 3.5inch 1TB 7200rpm 32MB
内蔵 TOSHIBA MK8032GSX 2.5inch 80GB 5400rpm 8MB
OSWindows XP Home Edition SP3 (32bit)

ドライバのインストール

Logicool のサイトからダウンロードしてインストール。Full (127Mb) を選択。(lws225_full.exe)

カメラ画質調整

カメラの画質を制御するには、Logicool のキャプチャソフトが必要。
ドライバをインストールするときに一緒にインストールする。


既定だと RightLight という自動調節機能がフルでONになっているが、


この状態だと静止物はいいんだけど、明るくない室内で撮影した場合に、動いてる物体がブレブレになる。
ブレのない動画にするには、自動調節をぜんぶOFFにして手動調節する。まず、
最高までがんばると、暗くなりザラつきや縞模様のあるひどい映像になるが、1コマ1コマがもっともブレのない
絵になる。ただ、あんまりブレてないのもパラパラ漫画みたいなので、適度にブレていた方が動画らしい気もする。
次に、
のバランスを調節して決定する。

この部屋でギリギリ許容範囲の画質で例えばこんな感じ。


要するに、撮影場所の明るさ、撮影対象の動きの速さに応じた、「ちょうどいい値を探す」ことが重要と思われる。
例えばギター演奏動画の場合はこれくらい、外で景色を撮影する場合はこれくらいといった感じで
最適な値をさがして、覚えておく必要がある。

このソフトではこういった設定パターンを記憶させておくことはできない。

◆ アンチフリッカー

室内で、露出を下げたときに画面がモヤモヤしたり縞模様になるのは、蛍光灯の周波数のせいと思われる。
設定の「アンチフリッカー」が 50Hz か 60Hz か適切な方になっていないと特にひどいので、どちらかに合わせる。
うちは 50Hz がいいようだ。コンセント電源の周波数が、東日本 50Hz 西日本 60Hz の話かな。
しかし露出を下げるとやっぱり現れる。光源の質はかなり重要なようだ。

蛍光灯は実は点滅しています
http://digicame.side-e.jp/htm3/306/
蛍光灯のちらつき(フリッカー)が見えるのは何故か
http://www.math.kobe-u.ac.jp/~kodama/tips-flicker.html

Logicool ソフトウェア クイックキャプチャ

エンコード形式はWMV固定、画質の調整は上中下が選べるくらい。ほとんど調節できないようだ。

しかも保存動画の fps がどうがんばっても 15fps になってしまう(真空波動研Liteで確認)。
RightLight をOFFにしたりいろいろやってみたが、30fps にならない。
カメラには 30fps の力があるはずなのに、なぜ?


また解像度は、720p は今のPCだととても無理っぽい。コマ落ちしまくる。480pでも辛い。
360p くらいが負荷的にはちょうどよさそう。

おそらくCPUとHDDの性能不足だろう。外付USBのディスク性能はこんな感じ。


内蔵HDDをSSDに変えれば、ディスク性能は余裕になるかもしれない。
そうすると次はCPUがボトルネックになるだろう。

◆ LWS.exe

ちなみにこの Logicool のソフト、LWS.exe というプロセスがずっと居座って最新版のチェックなどを
定期的に行うようになる。OS起動時に自動開始するようにも登録される。これをやめるには、
msconfig のスタートアップで LWS.exe のチェックを外す。


また、カメラアプリを使うと LWS.exe も一緒に起動して、アプリ終了後も居座ってしまうので、
使い終わったらいちいちタスクトレイから終了させる。面倒くさい。

Debut Video Capture Software

フリーのキャプチャソフト Debut を使ってみたら、30fps 動画で保存できた(真空波動研Lite)。
でも、Logicool ソフトの 15fps と比べてみても、見た目は大差ない。なんで?
Logicool ソフトでキャプチャした 15fps 動画が、30fps 相当の動きをしているのか?
それとも 30fps の動画が、実は 15fps しか出てないのか?謎である。

Debut は、エンコーダやカメラの解像度をたくさん選べて、録画中にコマ落ちしたかどうかも表示される。
どれがベストかいろいろ試せる。できれば、最初は圧縮率は低いけど画質のいい形式で記録しておいて、
後から H.264 など負荷が高い高圧縮形式に変換したい。
コマ落ちや発色がイマイチ(?)な形式は却下して、使えそうなやつ。

コンテナ形式
aviHelix I420 YUV Codec (i420)
aviIntel IYUV codec (iyuv)

2つしかないじゃん。解像度は 360p。

どちらも CPU 負荷 40~50%、ファイルサイズは 20 秒で 184MB くらい。差がない。
わずかだが、RGBよりIYUVの方が軽く、①より②の方が軽い気がする。
つうか、ファイルサイズがくそでかい。1 分で 452MB、5 分で 2GB 超えてしまう。

解像度は 360p より大きいとコマ落ちが発生するようだ。480p だともうぜんぜんダメ。
800 x 448 でぎりぎりコマ落ちしちゃう感じ。うーん結局 360p が限界か・・・。

いや違うな。エンコーダを変えて発色がおかしいように見えたのは、恐らく再生側アプリのせいだ。
なんとなく ffdshow のデコーダは赤色が特にきつくなってしまうのかな?よくわからんが。
同じ mp4 動画でも、Chrome (Flashプラグイン)、Media Player Classic (ffdshow)、GOM Player で
発色が異なっている。最初のエンコーダ選びからやり直し。

とりあえず、上の2つはファイルサイズが巨大すぎるので却下。もっと高圧縮な形式に倒す。
あと、H.264 とか CPU が 100% になってしまうので、MPEG-4 系は無理かな。
ぜんぶはやってられないので適当にいくつか試す。いずれも解像度は 360p。

コンテナ形式CPU負荷ファイルサイズ/秒評価
aviffdshow HuffYUV30~40%約5MB×
aviffdshow Lossless JPEG50%前後約4.6MB×
wmvWMV 9 (8192kbps 128kbps)70~80%約0.8MB
mpgMPEG-2 (4-9Mbps)50%前後約0.5MB
aviffdshow XviD (8Mbps PCM)40~50%約0.62MB

Lossless JPEG と HuffYUV はファイルサイズでかすぎ却下。WMV はちょっとCPU負荷高い。
XviD か MPEG-2 かなあ。XviD は MPEG-4 系にしては軽くて、音声が PCM もいけるポイント高い。
ファイルサイズは似たような感じで、5分で 150 ~ 180 MB。まあこんなもんかなぁ。
画質はどっちがいいんだろう?見た目は差がわからない。

動画の変換

H.264 系の mp4 とか flv に変換してみる。
まずはたまに使う HandBrake で mp4 変換。なぜかエラーも出ずに異常終了しているようだ。
VirutualDubMod で無圧縮 avi に変換してから、HandBrake で mp4 変換したらいけた。
でも面倒くさいので却下。無圧縮 avi とかデカすぎだし。

Debut と同じソフトハウスの Prism Video File Converter とかいうのを使ってみる。
mp4 と flv 共にあっさり成功。いいなこのソフト。フリーかどうか不明なのが難点だが。
1コアしか使わない単スレッドぽい低CPU負荷。

ただ、Prism は変換開始までにPCがフリーズしたようなタイムラグが発生する。
しかもタイムラグけっこう長い。

手順まとめ

ギター演奏動画

部屋でギター演奏動画を撮るためのカメラ画質設定をきめる。
(1) (2) はギター用ってわけでもなく部屋で撮影する場合はおなじかな。
(3) (4) で、実際にギターを映してチマチマとがんばる。

こんなもんかな。